コスパ抜群の自作レザーベルトですが、きれいに仕上げるためには型紙が重要。特に「楕円形のベルト穴」をあけたい方にとっては型紙が必須のアイテムです。そんな楕円のベルト穴を前提とした型紙を作成したので、皆様にも共有。楕円の穴のベルトを作成してみたい方はぜひ利用してください。なお、楕円の穴は協進エルの楕円抜き小・大を使うことを前提にしています。ベルトの幅は25mmと30mmです。
自作ベルトの穴は楕円がおすすめ
レザーベルトを自作するためには、穴あけの道具が必要です。そして、せっかく穴をあけるのであれば、楕円がおすすめ。見た目的にもプロっぽいですし、バックルの装着がしやすいこともメリットです(特に厚みのある革のベルトには楕円穴がおすすめ)。
一方で、楕円のベルト穴はズレるとかなり目立ちます。しかもやり直しは不可。きれいに仕上げるためには、型紙を用意しておくことが重要です。
自分の作業用に型紙を作成したので皆様にも共有。厚めの紙にプリントすれば、そのまま作業に使えます。実物大のPDFファイルなので、プリントする際に「実際のサイズ」といったオプションを選んでください。
厚紙にプリントしたら、楕円の穴をあけてみてください。まっすぐきれいに穴があけば型紙の出来上がり。その紙をレザーに当てればズレることなく楕円のベルト穴をあけられます。
ちなみに私が愛用している楕円のポンチは協進エルの楕円抜き(小)と(大)の2本。
東急ハンズでも売っていましたし、入手しやすいはず。また、楕円抜きとしてはリーズナブルな価格も魅力です。
「小」のサイズは縦4×横3.5mmほど。一般的なベルトに使いやすいサイズ感です。
「大」の穴のサイズは縦5×横4mmほど。ジーンズ向けの厚みのある革ベルトにおすすめです。カジュアルな雰囲気に仕上がります。
下記ブログにて、それぞれのベルト穴を比較していますので、あわせて参考にしてみてください。
ベルト幅30mm・楕円抜き小の型紙
ベルト幅30mm・協進エルの「楕円抜き小」を利用した場合の型紙です。実際に作成したベルトは以下のような感じ。
カジュアルすぎず、フォーマル過ぎず、さまざま用途に使いやすいベルトです。
型紙は以下リンクからご利用ください。
以下のベルトもベルト幅30mmで楕円抜き小を利用したモノです。
かなり分厚い革ですが、スマートに仕上がりました。なお、スタッズベルト作成の模様は以下でご紹介しています。
ベルト幅30mm・楕円抜き大の型紙
続いてはベルト幅30mmで協進エル「楕円抜き大」を利用する前提の型紙です。
楕円抜き大を利用するとカジュアルな雰囲気。ジーンズなどとの相性がよい厚めの革のベルトを作りたい方におすすめです。
ベルト幅25mm・楕円抜き小の型紙
ベルト幅25mm・「楕円抜き小」を利用する場合の型紙。
繊細な雰囲気に仕上がるので、ビジネスカジュアルやスーツ用のベルトにおすすめです。
ベルト幅25mm・楕円抜き大の型紙
ベルト幅25mm・協進エル「楕円抜き大」を利用する前提の型紙です。
作成したベルトは以下のような感じ。
カジュアルな雰囲気に仕上がっています。とはいえ細めのレザーなので、カジュアルすぎないこともポイント。チノパンなどと合わせればビジネスシーンでも利用できます。
バックル側の型紙
バックル取り付け側の型紙も用意しておきました。下記のように両端に穴をあけ、穴をカッターでつなげばバックル取り付け用の穴が出来上がります。
まずは30mmから。
ベルト幅25mmは以下です。
ポンチで端に穴をあけ、カッターナイフで穴をつなげばバックルを通せます。
ベルト自作は楽しい
ベルト作成は比較的簡単でレザークラフト入門としてもおすすめ。最低限の道具だけそろえればすぐに始められます。しかも完成したベルトはかなりリーズナブル。クロムエクセルレザーやブライドルレザーなど、希少な革も手に入ります。以下で作業の様子を紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。