靴紐の先っぽは熱収縮チューブで簡単に補修できる|やり方解説

靴紐の先っぽは熱収縮チューブで簡単に補修できる|やり方解説

靴紐の先端にあるストロー状のパーツ。割れて使い物にならなくなること、時々ありますよね。先っぽがボロボロでは使いにくいですし、見た目的にも良くありません。靴紐自体は痛んでいない場合、買いなおすのはちょっともったいないですよね。しかも、場合によっては同じような靴紐が見つからないケースだってあるもの。そんな時には、熱収縮チューブでの補修がおすすめです。お値段は100円程度で、作業時間は10分ほど。あっという間に復活します。そんな熱収縮チューブでの靴紐補修方法をご紹介していますので、靴紐の先が壊れて困っている方はぜひ参考にしてみてください。

ボロボロだった靴紐の選択が復活

まずは補修前の靴紐をご紹介。先端がボロボロになってしまっています。これでは靴紐を通しにくいですし、見た目的にも良くありません。

補修後の靴紐は以下。とりあえずボロボロの状態は脱して、靴紐を通しやすくなりました。見た目的にもずいぶんとマシになっています。

ちなみに補修したのはラッセルモカシンの純正靴紐。購入すると1,000円ほどするので、先端がダメになっただけで交換するのはちょっともったいないんですよね。もちろん靴紐本体がボロボロになったら交換タイミングですが、そこまではありません。このままもう少し働いてもらう予定です。

ちなみに靴紐の先端のストローみたいな部分の正式名称はアグレットです。あんなパーツにもちゃんと名前があるんですね。「金属パーツに交換したい」なんて方はアマゾンなどで「アグレット」と検索してみてください。色々見つかるはずです。

【関連記事】

下記では、ブーツのハトメ交換についてご紹介しています。ハトメを交換すると靴の雰囲気が大きく変化します。併せて参考にしてみてください。

靴紐の先っぽを補修する方法

続いては、靴紐の先端を補修する方法や作業のコツについて解説していきたいと思います。

靴紐の先端を補修するのに必要なアイテム

靴紐の補修に必要なアイテムは熱収縮チューブ。本来的には電気回路の絶縁に使うアイテムですが、熱を加えると縮む性質は靴紐の先端を補修するのにピッタリです。

そのほか、熱を加えるためのアイロンと温度計があると便利です。とはいえ、ライターなどでも作業できるので、熱収縮チューブ以外は必須ではありません。今回使った熱収縮チューブはELPAというメーカーの直径3mmのタイプ。靴紐修理にちょうど良い太さです。しかもお値段は100円以下。おすすめです。

熱収縮チューブを適当な長さにカット

まずは熱収縮チューブを適当な長さにカットします。熱を加えても、長さ方向には縮まないので、それを踏まえて適当な長さにしてください。断面をキレイにするため、ちょっと長めにセットしておいて、不要な部分をカットするのがおすすめです。

今回は元のアグレットが18mmだったので、余裕をもって30mmにカット。4ヵ所全てを付け替えるので4本用意します。

どうせカットするので厳密に長さをそろえる必要はありません。

チューブをセットし元のチューブを除去

続いては、新しいチューブを靴紐に通しましょう。

そして、新しいチューブを通した後、元のチューブを除去します。セットしてから古いチューブ除去する理由は、新しいチューブを通しやすいからです。

なお、状況によっては古いチューブを除去しづらい場合もあるはず。靴紐の長さに余裕があるのなら、古いチューブが付いている部分をカットしてしまうのもおすすめ。靴紐がちょっと短くなってしまいますが、見た目はキレイに仕上がります。

チューブがちょっとはみ出しているくらいの位置に動かして準備完了。次の工程に進みます。

アイロンで加熱

熱収縮チューブをしかるべき位置にセットしたら、アイロンで加熱していきます。ライターなどでも作業できるのですが、あえてアイロンを使う理由は失敗が少ないから。

ライターだと加熱しすぎて熱収縮チューブが焦げたり、ひどい場合には靴紐自体が焦げることもありますが、アイロンであれば加熱しすぎる心配はありません。

今回利用した熱収縮チューブは75~115度で縮むということなので、アイロンを115度になるように調整。ここで温度計が役立ちます。

我が家のアイロンですと「低」の下の方くらいがちょうど良い温度。なお、最適な温度はパッケージなどに記されているはずなので、それを参考にしてください。

アイロンを当て、2秒ほど。その後にコロコロと転がすように熱を加えれば、チューブがあっという間に縮みます。これにて1つ完成。なお、変な形に縮んだ…という場合もカッターなどを通ってチューブを外せばよいだけなので、焦る必要はありません。

縮む前と後ではこんな感じになります。

チューブが縮んだ後は良く切れるハサミで先端をカット。以上で作業は終了です。

ライターなどで加熱する場合には均等に熱が加わるように、ライターを細かく動かしながら、靴紐を回転させながら加熱してみてください。

靴紐の先端は熱収縮チューブで補修可能

以上、靴紐の先端を熱収縮チューブを利用して補修した話でした。熱収縮チューブは100均でも手に入りますし、ホームセンターであれば100円以下で手に入るモノ。かなりリーズナブルに靴紐の補修ができます。作業に必要な時間も10分ほどです。先端が痛んだ靴紐でお困りの方はぜひ挑戦してみてください。靴紐として使いやすくなるのはもちろんのこと、見た目もずいぶんとよくなります。

洋服のリメイク・リペアカテゴリの最新記事