伝統的な技法で作られ、頑強さ、水への強さや頑強さに優れたブライドルレザー。ホワイトハウスコックスなど、さまざまなブランドで使われています。レザーアイテム好きとしては気になる素材のひとつではないでしょうか。ブライドルレザーといえば、基本はイギリス製ですが、ハーマンオーク社など、アメリカでも生産されています。そして、重要なのが、イギリス製とアメリカ製で、レザーの雰囲気が全然違うこと。イギリス製のブライドルレザーは表面がツルリとしており、放っておくとブルームが浮いてきます。一方、アメリカ製のブライドルレザーは表面にシワがあり、ブルームは基本的に浮いてきません。そんな違いをどアップにした写真と共にご紹介していきます。
イギリス製とアメリカ製ブライドルレザーの見た目をチェック
それではさっそくイギリス製とアメリカ製のブライドルレザーについて、見た目の違いをチェックしていきましょう。
イギリス製(クレイトン)ブライドルレザー
まずはイギリス製クレイトンのブライドルレザーです。
斜めから見ると以下のような感じです。
表面がツルリとしていて上品。放っておくとブルームが出てくるザ・ブライドルレザーといった雰囲気です。蝋分の影響なのか手触りやややシットリとしています。
ホワイトハウスコックスのレザー小物などの雰囲気です。
アメリカ製(ハーマンオーク)ブライドルレザー
続いてはアメリカを代表するタンナーであるハーマンオーク社のブライドルレザーです。真上から見たのが以下。
斜めからみたのがコチラです。
表面に細かな凹凸がありワイルド。ブルームが出る感じではありません。ツルリとしたブライドルレザーを想像していると雰囲気の違いに驚くはずです。手触りはサラリとしています。
フィルソンのカバンなどのレザーはこの感じ。以下は手持ちのフィルソンのカバンです。
かなり使いこんでいるのでわかりにくいのですが、革の表面に細かな凹凸があります。なお、ザクザクと縫い目があるのはアメリカのフィルソンでお直しをお願いした結果です。その詳細については下記ブログをご覧ください。
まとめ:同じブライドルレザーでも生産国で雰囲気が違う
以上、イギリス製とアメリカ製のブライドルレザーについて違いを比較してみました。イギリス製は表面がツルリとしており上品な雰囲気。一方のアメリカ製は表面に細かな凹凸があり、ワイルドな雰囲気です。どちらが優れているとかではないので、好みによって使い分けるのが重要かとおもいます。
なお、そんなブライドルレザーを使ってベルトを作成した模様を下記ブログにてご紹介しています。気になった方はぜひチェックしてみてください。