ラルフローレンのポロシャツを自分で染め直し|ロゴもチェック

ラルフローレンのポロシャツを自分で染め直し|ロゴもチェック

みんな大好きラルフローレンのポロシャツですが、愛用し続けていると、だんだんと色落ちして着づらくなることってありますよね。「捨てるほどではないけれど、最近着なくなってきた…」そんなポロシャツを所有している人も多いのではないでしょうか。そんなときには自分で染め直すのがおすすめ。数百円の費用で色落ちが解消し、愛着も大幅アップです。そんなポロシャツを自分で染め直す方法についてご紹介してきます。捨てられないポロシャツをお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

自分で染め直したポロシャツ|ビフォーアフター

くすんだ色が明るく復活

まずは染め直したポロシャツのビフォー・アフターをチェックしてみてください。ブルーだったポロシャツをネイビーで染め直しました。

以下がビフォーの全体像です。

全体的に色がくすんでおり、くたびれた印象です。また、襟など色落ちのムラがあるのも残念ポイント。

ヨレた印象を与えてしまいます。

そして微妙に気になっていたのが以下。

脇腹付近にあった謎のシミです。誰もそんなところ見てないというのはわかるのですが、本人は妙に気になるもの。

染め直した後は以下です。

色褪せした感じは解消されました。

襟周辺はこんな感じ。

色が均一になったことで、若返った印象です。

また、謎のシミは染め直したことで目立たなくなりました。どこにシミがあったのかもわからない状態です。

ちょっと失敗したのがボタンまで染まってしまったこと。貝殻ボタンなのであらかじめ外しておくべきでした。まあ、ボタンは交換できるので、どうするかはおいおい考えます。

生地のこなれた感じはありつつ、色は明るく生まれ変わりました。これでまたガシガシと愛用できます。

染め直すとロゴも染まる

ラルフローレンのポロシャツを染め直す際、「ポニーのロゴはどうなるの?」ということが気になる方も多いはず。染め直し前後のロゴのアップが以下。

赤く目立っていますね。

一方、染め直し後は以下です。かなり見づらいのですが、丸でかこった部分にロゴがあります。

赤+青で黒っぽく染まりました。これはこれでさりげなく良い感じ。とはいえ、「ラルフローレンのロゴが目立たないとイヤだ」という人にとっては物足りなく感じるかもしれません。

ちなみに、このポロシャツは胸にポケットがついており、ポニーロゴはサイドにあります。シャツとかでも時々見かけるこのタイプ。ちょっとしたレア感が気に入っています。また、今ではめっきり見かけなくなったアメリカ製。

そんなレアアイテムがよみがえるのも染めなおしのメリットです。

なお、このポロシャツは古着で手に入れたもので、なおかつMade in USAということを考えますと、かなり古いものだと思います。ですから、現代のポロシャツも同様にロゴが染まってしまうのかは不明です。ひょっとしたらロゴの刺繍は化繊で染まらないかもしれません。

自分で簡単|ポロシャツ染め直し方法

続いては自分でポロシャツを染め直す方法について解説していきます。

必要なアイテム

方法を説明する前に、まずは必要なアイテムのご紹介です。染め直しには以下のアイテムを使用しました。

  • PAC Fabric Dye:1パック
  • 塩:300g
  • 大きめのシリコンバケツ
  • 頑丈なゴム手袋
  • からのペットボトル

染め直し用の染料といえばダイロンが有名ですが、私はPAC Fabric Dyeを愛用しています。理由は色止め材がセットになっていることと、使い慣れているから。そして、過去に失敗した経験がないからです。

手順1:ポロシャツを洗濯する

まずはポロシャツを洗濯します。汚れなどがついているとうまく染まりません。なお、染め直しは濡れた状態で行うため、乾かす必要はありません。

手順2:染料を用意する

洗濯が終盤に差し掛かったら染料を用意しましょう。染料をステンレスのボウルで溶かします。

続いて、塩と色止め材をバケツにて溶かします。

両者を混ぜ合わせれば染料の完成です。

次の工程にすすみましょう。

手順3:染料に漬けこむ

洗濯・染料の準備が終わったら、いよいよ漬け込み作業。用意した染料にポロシャツを投入します。

染料がはねたりすることもあるので、汚れてもよい服装で行いましょう。

とりあえず5分くらいを目安に丁寧に撹拌。

さらに、10分おきくらいに混ぜるのをおすすめします。しっかりと撹拌する理由は、撹拌しないとケミカルウォッシュのジーンズ的にまだら模様に染まるからです。

手順4:染料をすすぐ

漬け込んで1時間が経過すると、染め直しも終盤戦。すすぎの工程です。まずは染料を流します。続いて、オシャレ着洗いをほんの少量入れて、よくすすぎます。

なかなか水が透明にならず、やきもきするかもしれませんが、経験上、どれだけすすいでも水が透明になることはありません。ある程度で大丈夫だと思います。

手順5:色止めをする

染め直しが終わったら、色止めの工程です。PAC Fabric Dyeには色止め材がセットになっているのでそれを用います。

既定の量のお湯に溶かしてポロシャツをドボン。5分ほど混ぜ合わせ10分ほど漬け込みます。

ダイロンですと別途「カラーストップ」が販売されているので、それを使うことをおすすめします。せっかく染め直しをするのですから、綺麗な色をキープしたいですよね。

手順6:陰干し

色止めが終わったら、洗濯機にてすすぎと脱水。

続いて陰干しです。

これにて作業は作業は完了。あとは乾くのを待つのみです。

自分でポロシャツを染め直す5つのポイント

続いてはこれまでの染め直し経験で感じている「自分で染め直しをする際のポイント」について解説していきます。

ポイント1:とにかくよく混ぜる

自分で染め直す際の最大のポイントは染色中にとにかくよく混ぜることです。染料に漬けこんで放置すると、これでもかというくらいにまだら模様になってしまいます。以下、ポロシャツではありませんが染め直しに失敗した例です。

きれいに染めるためには、とにかくよく混ぜることを意識しておきましょう。私はだいだい10分に1回、2分づつくらいのペースで衣類を撹拌しています。

なお、染め直しに失敗した場合、あきらめる必要はありません。もう一度丁寧に染めれば、ムラは解消されます。

ポイント2:大きめのバケツで作業する

よく混ぜることと関連しているのですが、自分での染め直しは大きめのバケツで作業するのがおすすめです。

というのも、小型バケツではスペースに余裕がなく、衣類をうまく撹拌できません。それではまだら模様に染まってしまいます。

私が愛用しているバケツは約20Lのものです。

なお、6L部分に目印を入れています。

お湯の量を計らなくてよくなるのでおすすめです。今度も染め直しにチャレンジしたい方はマッキーで印を入れておきましょう。

ポイント3:丈夫なゴム手袋を使う

これもよく混ぜることと関連しているのですが、丈夫なゴム手袋を使うことも大切なポイント。

ペラペラのビニールの手袋ですと簡単に破れてしまうため、心理的に気合を入れて撹拌しにくいものです。ゴム手袋であれば、破れる心配がないため、心置きなくポロシャツを撹拌できます。

ポイント4:塩はある程度きちんとはかる

PAC Fabric Dyeで染め直しをする際、驚くのが塩の量。1パックにつき300g(約1カップ半)という途方もない量を求められます。お漬物を作れそうな勢いです。

色と直接関係なさそうですし「塩なんてほんとに必要?」と思いがちなのですが、きちんと用意して、ある程度はきちんとはかりましょう。

とは言え、お菓子作りではないので、グラム単位できっちりとはかる必要はありません。1kgの塩を購入した場合、3分の1程度を投入するようなイメージです。

ポイント5:元の色よりも濃い色に染める

ポロシャツに限らず、染め直しの大前提なのですが、元の色よりも薄い色には染められません。例えばネイビーのポロシャツをブルーにすることはできませんし、赤のポロシャツをピンクに染め直すことも基本的に不可能です(ブリーチすればなんとかなるかも)。

今回は「ブルー」⇒「ネイビー」への染め直しです。

いずれにしてお染料は元の色よりも濃い色を選ぶようにしてください。迷ったら黒にすれば大丈夫です。

なお、PAC Fabric Dyeではスーパーブラックという、これでもかと黒くしてくれる染料を販売しています。

ポロシャツは染め直しでよみがえる

以上、ラルフローレンのポロシャツを自分で染め直した話でした。最後にビフォーアフターをもう一度。

費用は770円ほどで、着古した見た目が新品同様によみがえります。

最後に染め直しに使ったアイテムのおさらいです。

■染め直しの必須アイテム:PAC Fabric Dye(ネイビーブルー)

色止め材などもセットになっているのでおすすめです。

■作業に便利:大きめのシリコンバケツ

20Lくらいあれば、大きめの衣類でも無理なく染められます。

■手を染めないための必須アイテム:頑丈なゴム手袋

作業が楽になるので必須です。100均で購入で良いと思います。

■色止めを助ける:塩

塩は300gと大量に必要なので、安いものを手に入れておきましょう。台所の塩を勝手につかい、それが高価なものだった場合、怒られること必至です。

—–必要なアイテムここまで—–

ポロシャツに限らず、コットン100%の洋服であれば、770円程度で、簡単に染め直しが可能です。ぜひトライしてみてください。以下、ジーンズを染め直した時の話です。あわせて参考にしてみてください。

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