【ベルトの穴あけ】協進エルの楕円抜き(小)と(大)の大きさ・雰囲気の違いを徹底解説

【ベルトの穴あけ】協進エルの楕円抜き(小)と(大)の大きさ・雰囲気の違いを徹底解説

レザーベルトを自作する場合、避けて通れないのがベルトの穴あけ。ジーンズなどに合わせる分厚い革のベルトを作成する場合、ベルト穴を「楕円」にしたいという方も多いのではないでしょうか。そこで役立つのが協進エル社の楕円抜きなのですが、いざ購入しようと思うと、大と小がありサイズ選びに悩むもの。結論から言えば、「シックなベルトにしたければ小」で「カジュアルな雰囲気なら大」がおすすめ。写真と共に詳細をご紹介していくので、ベルトの穴あけ用ポンチ選びの参考にしてみてください。

楕円抜き(小)(大)で開けた穴をチェック

以下が協進エルの楕円抜き(小)と(大)です。ベルト用の穴あけに重宝しているアイテムです。

それではさっそく、それぞれで開けた穴をご紹介します。

見ての通り、けっこうサイズ感が違いますし、雰囲気が異なることもお分かりいただけるかと思います。

実際のベルト(29mm)に楕円抜き(小)であけた穴を見てみると以下。

そこまで主張しないため、ベルト自体のインパクトは少な目です。オフィスカジュアルからスーツまで幅広くカバーしてくれそうです。一方で、ジーンズ+Tシャツなど、シンプルな服装でベルトをアクセントにしたい方には物足りないと感じるかもしれません。

一方、分厚い一枚革のベルトに楕円抜き(大)で穴をあけたのが以下(ベルト幅25mm)。

ワイルドな雰囲気でジーンズやチノパンにぴったりのベルトに仕上がります。一方、オフィスカジュアルに使用するとなると、ややカジュアルすぎる印象を与えるかもしれません。

楕円穴のベルト作成に使える型紙を下記ブログにて公開しています。あわせて参考にしてみてください。

楕円抜きであけた穴の「リアルなサイズ」をチェック

協進エルの楕円抜き(小)と(大)であけた穴のリアルなサイズ感をご紹介します。

そもそものスペックは以下です

楕円抜き(小):約4mm×約3.5mm(横×縦)

楕円抜き(大):約5mm×約4mm(横×縦)

なお、前提条件として、「厚さ約4mmのレザーに穴をあけたとき」という点にご注意ください。革の厚みが変わると、穴の大きさは若干異なるはずです。

協進エルの楕円抜き(小)であけた穴

楕円抜き(小)で開けた実際の穴サイズです。

端から端までは約5mmよりも若干大きい感じ。

縦方向のサイズは以下です。

端から端までは4mmよりもやや大きめです。

スペックは横4mm×縦3.5mmですが、実際の穴はそれよりも大きくなります。

ちなみに裏側からはかったのが以下。

こちらは横幅が約4mm、縦が約3.5mmとほぼスペック通りのサイズ感です。

協進エルの楕円抜き(大)であけた穴

大で開けた穴のサイズを表側からはかったところ。まずは横方向。

穴の端から端までを見ると約7mmほどあります。

続いては縦方向です。

端から端までを見ると約5mmでしょうか。(小)同様にスペックよりも若干大きめの穴があいています。

裏側からはかったのが以下です。

こちらはスペック通りのサイズ感です。

小・大ともに、表側はスペックよりも穴が大きくなる傾向にありました。

理由はおそらくポンチの形状。穴あけ時の楕円抜きを横から見たのが以下です。

先がとがった円錐状なので、穴の表側は大きくなるのだと思われます。

まとめ:協進エルの楕円抜きは「雰囲気」で選ぶ

協進エルの楕円抜き(小)と(大)についての比較でした。繰り返しになりますが、楕円抜きで開けた穴を表側から見ると、スペックよりもひとまわり大きくなります。デザインや雰囲気に影響を与えるため、大きめの穴があくことを念頭に選ぶことが肝心です。

ざっくりといえば、シックな雰囲気を求めるなら(小)、カジュアルな雰囲気を求めるなら(大)がおすすめです。

■楕円抜き小:シックなベルト作成におすすめ

■楕円抜き大:ワイルド・カジュアルな雰囲気

そのほか、ベルト作成の手順については下記ブログをご覧ください。

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