愛用している間にコーナーが擦り切れたナイロンのトートバッグ。軽くて使い勝手がよく、お気に入りなのですが、すでに廃盤で新しいモノは手に入りません。ということで、自分でお直ししてみました。糸をほどいて、穴を避けて縫い直しただけなのですが、仕上がりは完璧。これでもうしばらく活躍してくれそうです。そんなナイロントートバッグのお直し方法について紹介していきます。「トートバッグのコーナーが擦り切れてるけどまだ使いたい！」という方はぜひ参考にしてみてください。
トート型バックのコーナー擦り切れ補修｜ビフォーアフター
まずは補修前のカバンの様子。コーナーが見事に擦り切れ、穴があいてしまいました…。日常的に使うのはさすがにちょっと…という状態です。
以下が補修後。コーナーの擦り切れが見えなくなっています。
これで、もう少し活躍してくれそうです。
トート型バックのコーナー擦り切れの補修方法
以下、トートバッグのコーナー擦り切れの補修方法について解説していきます。
トートバッグを裏返すと、以下のようになっています。
模式的に書くと以下のような感じです。
底ナイロン生地にあいた穴をふさぐのは難しそうなので、底をちょっと上へ持ち上げることに。
これで穴は隠れます。ちょっと底が浅くなってしまいますが、気になるほどではないはず。基本的にはまっすぐ縫うだけなので、比較的挑戦しやすいはずです。
底部分をほどく
まずは底をほどきます。縫いやすさを考えて、とりあえず半分だけをほどいて作業しました。ほどいたところに目印を入れます。
穴を避けて縫うためには、1.5cmほど底を持ち上げる必要がありそうです。
底の布を穴の上までずらして縫う
続いては底を縫っていきます。ポイントは元の穴を活かすこと。穴がたくさん開いてしまうと切り取り線のようになってしまい、生地が弱くなる可能性があります。
1針毎に慎重に針を進めていきました。コーナー部分を縫うのが難しいのですが、以下の図のように、縫いやすい方からコーナーに向かって縫い進めばOKです。
返し縫いをしておけば、ほつれることはありません。
以下は1周縫い終わったところ。
コーナーにあいた穴をさけて底がついているのがわかります。
表に返すとこの通り、穴が無事に隠れました。
これにて完成です。写真を撮りながら、1時間弱の作業でした。
トートバッグのコーナーの擦れは自分で修理可能
以上、トートバッグのコーナーにあいた穴を自分で補修した話でした。全体的にダメージがあるので、遠からぬ未来に寿命が来るはずです。けれど、穴がなければ使用可能。軽くて使いやすいお気に入りのカバンなので、ギリギリまで使い倒すことにします。穴があいたけどもうちょっと使いたいトートバッグをお持ちの方はぜひお直しにチャレンジしてみてください。
