破れたシャツの襟を手縫いで修理|直し方を写真で解説・ミシンなしでも簡単

破れたシャツの襟を手縫いで修理|直し方を写真で解説・ミシンなしでも簡単

お気に入りのシャツの襟が破れた…。シャツを長く着ていると避けては通れない事態です。そんな時の対処方法は「諦めて捨てる」か「修理して長く着る」かの何れか。

とは言え多くの方は「修理したいけど洋裁なんてやったこと無いし…」であったり「そもそもミシンもないし…」なんて事を思うはず。

そんな皆様に向け、手縫いでシャツの襟を修理する方法を写真付きで解説していきます。針と糸があればすぐにお直し可能です。針と糸は100均で購入できるものでOK。けっこう簡単にお気に入りが蘇ります。作業時間は1時間ほどです。

破れたシャツの襟を直すのに必要な道具

まずは必要な道具についてご紹介します。必須アイテムは以下の3つだけ。100均のでOKです。

  • カッターナイフ

あるとベターなのは以下。無くても大丈夫です。

  • アイロン
  • 接着芯

破れたシャツの襟の直し方

シャツの襟を直す方法をざっくり言えば以下の3つの工程に分かれます。

  • 襟を取り外す
  • 襟を補強する(省略可)
  • 襟を裏返して取り付ける

それぞれについて解説していきます。

傷んだ襟を取り外す(約10分)

まずは傷んだ襟を取り外します。リッパーを使う人もいますが、私はカッターナイフで作業しています。

カッターで縫い目の糸を切る

グイグイと引っ張る

カッターで縫い目の糸を切る

と繰り返していれば10分ほどで外せます。

無事に襟を取り外せました。

取り外したところにコロコロをかけておけば、余計な糸くずが取れるのでおすすめです。

コレが襟の裏側。破れも汚れも無いので、こっち側を表側にすればまだまだ着れます。

破れた部分を接着芯で補強(約10分)

続いては破れた部分を接着芯で補強します。襟の裏側から接着芯を当ててアイロンを押しつければ簡単にくっつきます。接着芯は100均でも購入可能なので探してみてください。

なお、この工程は飛ばしても大丈夫。やった方がベターというくらいです。

接着芯をしっかりと付けるコツは真上からしっかりと押さえつけること。そしてしっかり冷めるまで動かさないことです。

しかしまあ皮脂汚れのひどいこと…。なのですが、裏返してしまえば汚れも見えなくなります。

襟を裏返して取り付け(約40分、ミシンがあれば3分)

最後に襟を裏返して取り付けます。「本返し縫」をすればミシンが無くてもミシンで塗ったように仕上がります。

本返し縫というとなんだかすごく難しそうですが、小学校の家庭科で習う程度のこと。特に難しいことはありません。ちょっとめんどくさい程度です。

作業時間はだいたい40分くらいでしょうか。ミシンがあれば一瞬で済む作業なので、ミシンをお持ちの方はミシンで作業することをおすすめします。

本当はミシンで作業したかったのですが、ミシンは実家に置きっぱなし…。コロナ禍の今、ミシンをかけるために実家には戻れません…。

なお、ミシンでシャツの襟を直す方法は別のブログにまとめていますのでチェックしてみてください。

【自分で簡単補修】破れたり擦り切れたりしたシャツの襟を修理|方法やコツをご紹介

外側の縫い目はけっこうキレイに仕上がりました。

一方で内側の縫い目はガチャガチャに…。まあ誰に見せるワケではないので、よしとします。

裏返した襟を縫い付けるコツ

シャツの襟を縫い付けるコツは、真ん中から端に向かって縫うです。真ん中さえ合えば襟が大きくずれることが無いからです。

お直しをしてお気に入りを長く着る

以上、シャツの襟を手縫いでお直しした方法でした。手縫いでも擦り切れたシャツの襟を直すことは可能です。お気に入りのシャツが…という方はぜひトライしてみてください。手縫いだとそれなりに時間はかかりますが、案外簡単にお直しできます。お気に入りのシャツが復活して、もう少しだけ長く着れるようになりますよ

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