膝が破れた子供のパンツをお直ししてみました。柄物のパンツだったのですが、共布があったので、柄を合わせて縫い付けると、想像以上に目立たなく、なかなかによい仕上がり。共布を使ったパンツの簡易的な補修方法を紹介します。破れたけれどまだ使いたい洋服をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
パンツの破れを補修|ビフォーアフター
まずは膝が破れたパンツのビフォーから。
左ひざが見事に破れています。
破れをアップにしてみると以下のような感じです。
これではちょっと着れないですね。
補修後は以下。
共布を当てて、柄を合わせて縫い付けました。
履きこんだパンツと未使用の布では色味が異なるため目立つかなと思いきや、大胆な柄のおかげか想像以上に目立ちません。
これで再び着用できそうです。
ちなみにパンツは自作したモノ。作り方などは下記で紹介しています。
パンツの破れを共布で補修|縫い方解説
柄を合わせる
まずは、破れ箇所に合う柄を見つけ出します。
破れを覆うサイズにカット(縫い代の余裕をお忘れなく)すれば準備完了です。
端を折りたたんでアイロン
続いては、当て布の端を折りたたみ、アイロンをかけておきます。
今回のケースでは、右端のみロックミシンで処理しています。
理由は後程。
破れを補修しやすいよう、パンツの縫い目をほどく
膝部分の破れを補修する際、膝周辺の縫い目をほどいておいた方が作業は楽です(稀にほどくのが困難なケースもある)。
膝周辺の外側がほどきやすかったので、20cmほど糸を大胆にカット。
もとに戻すのは簡単なので、長めにほどいておくのをおすすめします。
柄を合わせて縫い付ける
作業も大詰め。柄を合わせて丁寧に縫い付けていきます。最初が肝心なので、しっかりと位置を合わせて一針。
最初がしっかりと合えば、あとは微調整しながら縫い進むだけ。これだけはっきりとした柄ですと、案外簡単です。
縫い付けたのが以下。
案外目立ちません。
あわせた布の右端部分は、パンツをほどいた箇所と一緒に縫いこむことにしました。
ほどいた部分を縫い合わせる
最後にほどいた部分を縫い合わせます。
裏返してミシンをかけました。
これにて完成。写真を撮りつつ30分ほどでしょうか。案外簡単な作業でした。
これで再び着用できます。
まあ、子供服なので、もうすぐサイズアウトしそうですが…ギリギリまで履いてくれるとうれしいななんてことを思っています。
柄物のパンツの破れは共布で補修
以上、膝の破れを共布で補修してみた話でした。お直し跡が目立つかなと思っていたのですが、思った以上に目立たず良い仕上がりになりました。
これでしばらく着用できそうです。破れたけどもうちょっと着たい…なんてお洋服をお持ちの方はぜひチャレンジしてみてください。