soundbreaking(サウンドブレイキング)が全音楽ファンにおすすめのワケ

soundbreaking(サウンドブレイキング)が全音楽ファンにおすすめのワケ

図書館でたまたま借りたsoundbreaking(サウンドブレイキング)というDVD。軽い気持ちで見始めたらこれがやたらと面白い。超貴重なインタビュー、様々なミュージシャンの演奏風景、そして機材や録音メディアなど、どのように音楽が発展してきたかというディープな歴史がてんこ盛り。音楽好きなら楽しめること間違いなしの内容です。

図書館で1度借りて見たにも関わらず、思わず自分でも購入してしまいました。そんなsoundbreakingの魅力について語っていきたいと思います。購入を検討されている方はぜひ本ブログをチェックしてみてください。思わずポチってしまうこと必至です。

soundbreakingってこんなDVD

soundbreakingは音楽ドキュメンタリーです。DVDは全部で3枚。50分近くの番組が全8エピソード。トータル7時間超えのボリューミーな内容です。

1話目は音楽プロデューサーに焦点を当て、仕事内容や革命的な1曲などが紹介されます。2話目は「マルチトラック・レコーディング」、3話目は「ヴォイス」など、それぞれ焦点をあて、内容を掘り下げていきます。

  1. レコード・プロデューサー
  2. マルチトラック・レコーディング
  3. ヴォイス
  4. エレクトリック
  5. ビート
  6. サンプリング
  7. ミュージックビデオ
  8. フォーマット
  9. 特典映像

リンゴスターのドラム教室など、特典映像も見逃せません。リンゴがドラムをたたきながら、時には「今これたたくとキツイな…」なんて言いながら、昔の話などを語ってくれます。

ちなみに特典映像のリストは以下です。

  • エルトン・ジョン&サー・ジョージ・マーティン
  • リンゴ・スターのドラム教室
  • ロザンヌ・キャッシュ サン・レコードについて
  • リンダ・ベリー ピンク発掘の経緯
  • チャーリー・クリスチャンとレス・ポール
  • トム・ショルツ ハモンドB3を語る

なんか、これだけでもう1本のDVDができそうなほど豪華ですよね。

soundbreakingの見どころ・おすすめポイント

続いてはサウンドブレイキングの見どころ・おすすめポイントをご紹介したいと思います。

貴重な映像が盛りだくさん

soundbreakingの最大の見どころともいえるのが貴重な映像の数々。しかもリマスターしているのか映像がすごくクリアです。

ポール・マッカートニーがビートルズ時代に何気なく放ったであろう一言、動くレス・ポール(ギターではなく元ネタのミュージシャンの方です)、ロジャー・ダルトリーがThe Who時代について語るインタビュー、JBのノリノリなライブ映像などなど、挙げればキリがありません。

ちなみに出演者の一覧は以下のようになっています。これらのミュージシャン・プロデューサーにピンときたら、見た方が良いですよ。ご存命の方は最近のインタビュー映像で、ご存命で無い方は当時の映像で見ることができます。

  • ADELE(アデル)
  • CHRISTINA AGUILERA(クリスティーナ・アギレラ)
  • AFRIKA BAMBAATAA(アフリカ・バンバータ)
  • THE BEACH BOYS(ビーチボーイズ)
  • THE BEASTIE BOYS(ビースティ・ボーイズ)
  • THE BEATLES(ビートルズ)
  • THE BEE GEES(ビージーズ)
  • JEFF BECK(ジェフ・ベック)
  • BECK(ベック)
  • BEYONCÉ(ビヨンセ)
  • THE BLACK KEYS(ブラック・キーズ)
  • BLONDIE(ブロンディ)
  • BON IVER(ボン・イヴェール)
  • JAMES BROWN(ジェームス・ブラウン)
  • JOHNNY CASH(ジョニー・キャッシュ)
  • NENEH CHERRY(ネナ・チェリー)
  • CHER(シェール)
  • CHIC(シック)
  • CREAM(クリーム)
  • ROGER DALTREY(ロジャー・ダルトリー)
  • MILES DAVIS(マイルス・デイヴィス)
  • DEVO(ディーボ)
  • DR DRE(ドクタードレー)
  • SHEILA E.(シーラ・E)
  • BRIAN ENO(ブライアン・イーノ)
  • PAUL EPWORTH(ポール・エプワース)
  • THE EURYTHMICS(ユーリズミックス)
  • FLEETWOOD MAC(フリートウッド・マック)
  • MARVIN GAYE(マービン・ゲイ)
  • NIGEL GODRICH(ナイジェル・ゴッドリッチ)
  • THE GRATEFUL DEAD(グレイトフル・デッド)
  • BEN HARPER(ベン・ハーパー)
  • JIMI HENDRIX(ジミ・ヘンドリックス)
  • MICHAEL JACKSON(マイケル・ジャクソン)
  • ELTON JOHN(エルトン・ジョン)
  • QUINCY JONES(クインシー・ジョーンズ)
  • LITTLE RICHARD(リトル・リチャード)
  • MADONNA(マドンナ)
  • GEORGE MARTIN(ジョージ・マーティン)
  • PAUL McCARTNEY(ポール・マッカートニー)
  • JONI MITCHELL(ジョニ・ミッチェル)
  • GIORGIO MORODER(ジョルジオ・モロダー)
  • TOM PETTY(トム・ペティ)
  • PINK FLOYD(ピンクフロイド)
  • PUBLIC ENEMY(パブリックエネミー)
  • BONNIE RAITT(ボニー・レイット)
  • MERRILL GARBUS(メリル・ガーバス)
  • LES PAUL(レス・ポール)
  • RADIOHEAD(レディオヘッド)
  • SMOKEY ROBINSON(スモーキー・ロビンソン)
  • NILE RODGERS(ナイ・ルロジャース)
  • MARK RONSON(マーク・ロンソン)
  • THE ROLLING STONES(ローリングストーンズ)
  • RICK RUBIN(リック・ルービン)
  • RUN D.M.C.(ランDMC)
  • RZA(リッザ)
  • CARLOS SANTANA(カルロス・サンタナ)
  • FRANK SINATRA(フランク・シナトラ)
  • SLY AND THE FAMILY STONE(スライ&ザ・ファミリーストーン)
  • PHIL SPECTOR(フィル・スペクター)
  • DONNA SUMMER(ドナ・サマー)
  • RINGO STARR(リンゴ・スター)
  • U2(U2)
  • SUZANNE VEGA(スザンヌ・ヴェガ)
  • DON WAS(ドン・ウォズ)
  • KANYE WEST(カニエ・ウエスト)
  • AMY WINEHOUSE(エイミー・ワインハウス)
  • THE WHO(ザフー)
  • STEVIE WONDER(スティービー・ワンダー)
  • WU TANG CLAN(ウータンクラン)
  • YUSUF/CAT STEVENS(ユスフ/キャット・スティーヴンス)
  • STEVEN VAN ZANDT(スティーブン・バン・ザント)

錚々たるメンツですよね。

色んなジャンルの音楽に触れている

ミュージシャン・プロデューサーのリストを見てわかる通り、取り上げられる音楽ジャンルはブルーズ・ロックンロール・R&B・ファンク・パンク・ヒップホップ・EDMなど実にさまざま。名前は聞いたこと有ったけど…みたいなミュージシャンの音楽にも触れることができます。

このDVDをきっかけに、素敵な音楽と出会うことができました。あるいは聴かず嫌いだったことに気付けたり。

なお、「ユーリズミックス」のことを「ユーズリミックス」だと勘違いしていたのはココだけの話です。

現代ポピュラー音楽の歴史がわかる

当時を知るミュージシャンやプロデューサーへのインタビューで構成されているため、中身はかなり濃いめ。「あっ、そうだったんだ。へぇー」なんて唸るシーンが盛りだくさんです。

現代ポピュラー音楽の歴史にかなり詳しくなれます(もちろんここで取り上げられていないさまざまな歴史があるにせよ)。音楽ファンであれば盛り上がること間違いなしです。

Soundbreakingは全音楽ファンにおすすめ

以上、最近見て感銘を受けたSoundbreakingのご紹介でした。図書館で何気なく借りたDVDですがあまりに素敵な内容に思わずポチリ。届くのが楽しみです。

なお、品川図書館で借りることも可能なのでご近所の方はそちらの利用もおすすめ。とはいえ、見たら買いたくなること必至です。

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