ジーンズにセンタープレスを入れて簡単アレンジした話|やり方解説

ジーンズにセンタープレスを入れて簡単アレンジした話|やり方解説

日常的にジーンズを愛用しているのですが、ふと物足りなさを感じたある日のこと。何かアレンジしようとセンタープレス(センタークリース)を入れてみることにしました。とりあえずアイロンでプレスしてみたところ、立体感が出てよい感じに。さらにセンタープレスを際立たせるため、ミシンを使ってちょっとだけステッチを入れてみました。結果、わずか10分ほどの作業で、雰囲気は大きく様変わり。いつものデニムに物足りなさを感じた方はぜひ参考にしてみてください。

センタープレスを入れたジーンズ|ビフォーアフター

まずはセンタープレスを入れたジーンズのビフォー・アフターをご紹介していきます。

以下がセンタークリースとステッチを入れる前。まあ、普通のジーンズです。それはそれでよいのですが、ちょっとしたアクセントが欲しくなることもありますよね。

以下がセンタープレスとステッチを入れたモノ。デニムに立体感が生まれ、今っぽい雰囲気に仕上がりました。

ロールアップするとこんな感じになります。

自分目線で見てみると以下のような感じです。

いつものデニムがちょっとだけ上品になりました。

なお、ステッチは簡単にほどけるので、飽きたらほどくのもよいでしょう。おそらくセンタープレス型の色落ちをしているはずですが、それもまた楽しです。

私が青春時代を過ごした90年代、「ジーンズにアイロンはダサいの象徴」であったり「ジーンズにアイロンはオジサンのすること」という固定概念がありました。

時代は変わり、センタークリースの入ったジーンズは割と見かけるように。ファッションは多様化したなと思うところです。あるいは、先人の例に従って、私自身がオジサンになったからジーンズにアイロンをかけたくなったのかもしれません。

なお、今回センタープレスを入れたジーンズは自作したモノ。その模様については下記ブログで紹介しているので気になった方はチェックしてみてください。

ジーンズへのセンタープレスの入れ方

続いてはジーンズにセンタープレス(センタークリース)を入れてみたくなった方のため、やり方を紹介していきます。

場所を決める

まず大切な作業がセンタープレスの位置を決めること。センタープレスは目立つため、しっかりと左右対称にする必要があります。

両サイドのステッチをしっかりと合わせて、プレスがズレないようにジーンズを折りたたみましょう。とにかく丁寧に・慎重に作業するのが大切です。

アイロンをかける

場所を決めたらアイロンで折り目をつけていきます。ココで重要なのが当て布をすること。デニムの表面にアイロンを直接当てるとテカテカになってしまいます。

当て布をして、センタープレスの位置がズレないよう丁寧にアイロンをかけましょう。

私はひざ下くらいを目安にしましたが、どこまでかけるかはお好みで。

アイロンをかけたあとは以下のような感じ。

ここまででも十分にアレンジを楽しめますが、デニムにアイロンをかけただけでは折り目はすぐに消えてしまいます。折り目をしっかりとキープしたい方は下記のようなアイテムもおすすめ。プリーツスカートなどを作るとき便利な折り目保持のスプレーです。

ステッチを入れる

プレスをするだけでも十分アレンジになりますが、ちょっとした遊び心でワンポイントにステッチをいれてみました。

ミシンがあればあっという間の作業です。緑色のフックはミシンをまっすぐ縫うためのガイド代わりに使っています。緑色の部分に生地が当たるようにしておけば縫い目が大きくズレることはありません。

目立たない色の糸で縫うのが基本なのですが、あえてジーンズのステッチと同じような色と太さの糸でデザイン的に処理しました。

プレスが強調され程よいアクセントに。ドメスティックブランドのジーンズのような雰囲気もあるようなないような。

ステッチを入れることによりセンタープレスが消えることはないので、気軽に着用と洗濯ができます。

ジーンズに物足りなさを感じたらセンタープレスでアレンジ

以上、デニムにセンタープレス(センタークリース)を入れてアレンジしてみた話でした。作業時間は10分ほどですが、驚くほど雰囲気が変化し大満足です。センタークリースを入れることによって、色落ちの仕方も変化するはずなので、それもまた楽しみです。

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