自分で簡単|シャツの袖詰めで長さを調節する方法

自分で簡単|シャツの袖詰めで長さを調節する方法

メルカリやヤフオクなどで購入したシャツ。「袖丈がちょっと長すぎた…」なんてことありますよね。袖まくりで着る・長すぎるのを我慢するなど対応方法はいろいろですが、気になるときには袖詰めで調節するのがおすすめ。ミシンがあれば自分で簡単に袖の長さを調節できます。本ブログでは自分でできる簡単なシャツの袖詰め方法について写真で解説。袖丈が長すぎるシャツをお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

袖詰めしたシャツのビフォーアフター

まずは袖詰めしたビフォーアフターをご紹介。以下が袖詰めをする前です。

袖が長すぎて手が半分くらい隠れていますね。袖丈をしっかりと確認しておけばよかったのですが…。まあ、通販あるあるです。

袖まくりをしても以下のような感じ。

手元がもたついてしまい、見た目的にもよくありませんし、さまざまな作業の邪魔になってしまいます…。

以下が袖詰めをした後の写真。

程よく手が出てちょうど良い感じです。

作業にかかった時間は1時間30分ほどでしょうか。ミシンがあればそれほど大変な作業ではありません(ミシンがなくても、手縫いにて20cmほど縫うだけなので無茶な話ではない)。

袖詰めをする以前は袖まくりでなんとかごまかしていましたが、お直しをしたことで快適性が大幅アップ。着心地がかなり改善されました(袖が長すぎるシャツを無理やり着ていると肩がこるんですよね…)。昔は着心地なんてほとんど意識しなかったのですが、40歳過ぎると細かなダメージが気になります。

そんな問題が1時間30分ほどの作業で解決。しかも料金なしなのですから、トライしてみる価値はアリです。

シャツの袖詰めのやり方

それではさっそく、袖詰めのやり方について解説していきたいと思います。シャツの袖詰めを本格的にやりたい場合、肩から詰めるのが一番です。

ですが、肩からの袖詰めを自分でやるのはまあまあ大変。気軽に着たい普段着のシャツにそこまで手間をかけるのは時間と労力が見合わない気もします。そこで、自分で袖を詰めるのに最もお手軽(かなり雑とも言いますが)な方法をご紹介します。

シャツの袖口(カフス)を取り外す

まずは丁寧にシャツのカフス部分を取り外していきます。

カッターや先の鋭いハサミなどを利用すれば簡単に外せます。

シャツの袖をカットする

続いては自分にあった長さになるように袖をカットします。けっこうドキドキする作業ですが、大胆に。リメイクは勢いも大切です(以降、写真の雰囲気がガラリと変わります。理由は一眼レフを導入したから。あまり気にせずにお付き合いください)。

なお、短くする長さは「自分にぴったりのシャツ」を参考にすると割と簡単に決められます。

今回は7cmくらい詰めるのが良さそうです。というか、7cmも袖の長さがあってなければそりゃ着心地も悪いわな…。

ギャザー or タックを再現

袖をカットしたらあとは袖口を縫い付けるだけなのですが、その前にワンポイント。基本的に袖本体と袖口とは長さが違い、タックやギャザーによって調節しています。今回のシャツの場合はギャザーで調節されていたためそれを再現しなくてはいけません。

ギャザーを再現するため、しつけ糸2本を手縫いで縫い付けます。

それをグイっと引っ張ればギャザーの出来上がり。

寄せたギャザーの上をミシンで軽く縫っておけばカフスの縫い付けが楽になります。

シャツの袖口(カフス)を縫い付ける

あとは袖口を丁寧に縫い付ければ完成です。本格的にカフスをつけるにはまずカフスの裏側を縫って、表に返して表側からステッチを入れて…と色々な手順があるのですが、今回はカフスで袖をエイやと挟んでそのまま縫ってます。

ステッチがズレたりすることもありますが、自分で着る服なので、自分が気にしなければOK。余計な手間を削減することも大切です。

マチ針も打たず雑に作業していますが、皆様はマチ針などちゃんと活用してください。

カフスを縫い付けたのが以下。

デザインがちょっと子供っぽくなりましたが、自分が着る用であれば十分なクオリティかなと思っています。どこまでこだわって作業するかは、シャツの値段や思い入れとの相談です。

片方の袖を処理するのにかかった時間は45分程度でしょうか。両方の袖を処理して完成です。

シャツの袖詰めは案外簡単

以上、自分でシャツの袖詰めをした話でした。本格的にやりたい場合、肩の部分を外して袖丈を調節するといったことが必要ですが、普段着であればそこまでこだわる必要はないはずです。カフスを外して移動させるだけで、見た目も着心地もかなり改善されます。袖が長すぎるシャツをお持ちの方はぜひトライしてみてください。

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