コロナ禍で家で音楽を聴く時間が増えている今日この頃、大音量で音楽を聴きたい時にはヘッドホンを利用しています。愛用しているのはゼンハイザーのHD25というモデル。2000年代に購入したモノなので、かれこれ15年以上は使用しています。そんなHD25の魅力について徹底的にご紹介。ついでに微妙だな…と思う点についてもレビューしているので、ゼンハイザーHD25の購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
ゼンハイザーHD25のおすすめポイント
それではさっそくゼンハイザーHD25のおすすめポイントについてご紹介していきたいと思います。これを読むとちょっと欲しくなっちゃうかもしれないので、その点はご注意ください。
どっしりとした低音
HD25の魅力はどっしりとした低音。なにせDJ用ヘッドホンとして生まれたモノなので、クラブの爆音の中でも、ダンスミュージックに欠かせない低音をしっかりとモニターできます。
音楽を楽しむ上で、しっかりとした低音はかなり気持ちよいもの。HD25でテクノなどを聴けば一人クラブ状態です。
なお、ゴリゴリの低音というと、音楽ジャンルが偏りそうですが、意外とさまざまな音楽にマッチします。パンク、テクノ、ノイズ、民謡、歌謡曲などを楽しんでおりますが、「このジャンルは合わないな」と感じたことはありません。
見た目の良さ
私が青春時代を過ごした2000年頃、ヘッドホンはアクセサリーのような存在でした。MDウォークマン(MDって完全に消えましたね…)にヘッドホンを挿し、お気に入りの音楽を楽しむ。音楽を聴いていない時には首にかけておく。
そんな時代だったので、ヘッドホンの見た目にはとにかくこだわりました。最初に手に入れたのがやはりゼンハイザーのHD200 Masterというヘッドホン。ハウジングが白でちょっと珍しい見た目がお気に入りだったなぁ…。
その次に手に入れたのがHD25です。見た目の良さに一目ぼれ。かつてはコンコルドで使われてたらしい(実際はHD25 BAというちょっと違ったモデルだったようですが)といったウワサも物欲を刺激したことを覚えています。
インターネットが今ほどに発達していなかったあの頃、まだウワサ的な情報がけっこうあったものです。懐かしい…。まあ、それ以来15年以上の長きに渡って愛用を続けています。
DJ用途にぴったり
そもそもDJ用途として生まれたHD-25。当然ですが、DJ用途にぴったりです。しっかりとした低音が出ることに加え写真のように片側を跳ね上げることができるので、片耳を出しやすく便利なんです。
ちなみにDJが片耳を出しているのはカッコつけではありません。出した方の耳でフロアの音を聞きながら、もう一方の耳で手元の音を聴き、タイミングなどをはかっています。
イヤーパッドやケーブルなどの交換パーツが手に入る
15年以上使ってますと、当然ながらパーツはボロボロになってきます。イヤーパッド、ヘッド部分のクッションなどは表面が破れ、中身がはみ出す…。なんて状態になっても、使い続けられるのは交換パーツが簡単に手に入るから。定番商品ならではのメリットです。
断線しがちなケーブルも手に入りますし、リケーブル用のサードパーティー製品(オヤイデなど)も豊富です。
お気に入りのアイテムを長く使い続けたいというタイプにとって、これ以上ないヘッドホンと言えます。パーツが手に入る限り、そして致命的な故障がない限りは使い続ける予定です。
【追記】
イヤーパッドがボロボロになったため、つけ心地がよくなると評判の「YAXI TYPE B」に交換しました。その模様は下記ブログにて紹介しています。
ゼンハイザーHD25の微妙なところ
お気に入りポイントだらけのHD25ですが、もちろん完璧なワケではありません。微妙なところだって存在しています。それらデメリットについてご紹介していきたいと思います。逆に言えば、以下のデメリットが気にならないタイプの方には、超おすすめヘッドホンということです。
今どきのヘッドホンではない…
良くも悪くもですが、今どきのヘッドホンではありません。ワイヤレスでもなければ、ノイズキャンセリング機能もありません。先に述べた通り、スペックだけを見れば今どきのヘッドホンには遠く及ばないことがわかります。Beatsのような現代的なルックスでもありません。
古き良きと思うのか、古臭いと思うのか、それによってHD25の評価は大きく異なるはずです。
折りたたむことはできない…
HD25は折りたたむことができません。カバンに入れて持ち歩きたいという方には正直不向きです。首にかけておくか、大きいままカバンに入れるかの2択を迫られます。
長時間の利用時には耳が痛くなる
HD25はイヤーパッドが小さく、耳を完全に覆うことはできません。着用時には耳が圧迫され続けます。そのため、長時間の利用時には耳が痛くなってしまうことも…。特に眼鏡をかけての使用はかなりツラいモノがあります。
とはいえ、あまりに長時間ヘッドホンを利用するのも耳に良くないでしょうし、そんなモンかと思う方が幸せな気がします。特にHD25はその音の良さから、ついつい大音量で音楽を楽しみたくなるので。
DTMや宅録など、音楽作成には向かない
ゼンハイザーのHD25はかなり低音が出ます。イヤな言い方をすれば、音に余計な味付けをしているということです。そのため、HD25を使ってDTMや宅録を行うと、音のバランスが悪くなりがちです。音楽作成用途であれば、SONYのMDR-CD900STなど、モニター用途のヘッドホンがおすすめです。
ゼンハイザーHD25は最高のヘッドホン
以上、お気に入りのヘッドホンHD25のご紹介でした。今どきのヘッドホンでは無いのですが、音に関して不満はありませんし、見た目も気に入っています。そして交換パーツが簡単に手に入ることも大きなメリット。私にとってHD25は完璧なヘッドホンです。
長く愛用できる1台を探している方であれば、かなりのおすすめ。ぜひチェックしてみてください。