マンション駐車場でササっと自転車のパンク修理をする際のポイントをチェック

マンション駐車場でササっと自転車のパンク修理をする際のポイントをチェック

都内マンション住まいですと、自転車のパンク修理をするのも一苦労。その辺の道端で作業するワケにもゆきませんし、パンクした自転車を持って公園などに移動するのも大変です。そこで目をつけたのがマンションの駐車場の片隅。それなりに広いスペースがありますし、時間を選べば車の出入りもほとんどありません。とはいえ、あくまでも駐車場であって、パンク修理の場所ではない。余計なご近所トラブルを避けるためにもサッと修理してサッと撤収することが求められます。また、パンク修理の作業途中で部屋に戻ることも困難です。そのために大切なのは「必要なアイテムをすべてそろえたうえで作業すること」。パンク修理に欠かせないアイテムをご紹介します。マンション共用部などでパンク修理に挑む方はぜひ参考にしてみてください。といいつつ、基本的には自分用のメモです。

自転車のパンク修理に必要な道具一覧

まずは自転車のパンク修理に必要なアイテムの一覧をご紹介します。以下のアイテムを現場に持ち込めば、いちいち必要なモノを取りに部屋に戻るといったことは必要ありません。

  1. 軍手
  2. タイヤレバー(※)
  3. ゴム糊(※)
  4. パッチ(※)
  5. 紙やすり(※)
  6. 空気入れ
  7. バケツ
  8. ぼろ布
  9. 養生テープ
  10. ハンマー
  11. 段ボール
  12. ぼろ布
  13. ごみ袋

上記はすべて使うので、あらかじめ用意しておきましょう。なお(※)に関しては100均のパンク修理キットに入っていました。空気入れも100均のモノです。

自転車のパンク修理手順

続いてはパンク修理の手順をご説明しながら、必要なアイテムの使い道についてご紹介していきたいと思います。

チューブを取り外す

まず、作業に入る前に「軍手」をしておきましょう。パンク修理は手が汚れる作業ですし、グッと力を入れる必要もあります。場合によってはちょっとしたケガをする可能性もあるものです。軍手をしていれば、上記に対応可能。写真のようなゴム張りの軍手がおすすめです。

続いてはは「タイヤレバー」の出番です。タイヤレバーとは写真の赤いパーツ。タイヤからチューブを取り出すのに必須といって過言ではありません。

「気合があればなんとかなるんじゃないの?」なんてことを考えたこともありますが、やってみた結果、気合でタイヤを外すのは無理そうです。

タイヤとリムの隙間にねじ込んでテコの原理でグイっとすればタイヤが外れます。1ヶ所だけではどうにもならないので、2本目のタイヤレバーも同じようにタイヤとリムの隙間にねじ込んで、タイヤを外しましょう。基本的に1ヶ所目より2箇所目の方が大変です。

2箇所外れたら、タイヤとリムの隙間に手(軍手はしたまま)をねじ込んでゆけばタイヤがクルリと外れます。タイヤとリムの隙間からチューブを引きずり出しましょう。

なお、タイヤレバーではなく、ドライバーなどを使うとチューブを傷つけてしまう恐れがあります。100均の修理キットに含まれているはずなので、ぜひとも手に入れておきましょう。なお、100均のパンク修理キットにはタイヤレバーが含まれていない製品も存在しているため注意が必要。タイヤレバーをお持ちでない方は、それら製品に手を出してはいけません。

パンク箇所を特定する

続いてはパンク箇所の特定です。「バケツ」と「水」を使います。コツはバケツに水をたっぷりと張っておくこと。理由は作業がしやすいです。というのも、自転車にチューブをつけたまま作業しますと、伸ばせる範囲が限られています。バケツの水位が少しでも高い方がチューブを水につけやすいのです。

マンションでの修理の場合、部屋から水を入れたバケツを持っていくことになるかと思います。「こぼすとイヤだし…」と、少量の水を持って行きたくなるものですが、こぼさない程度にたっぷりの水を持ち込みましょう。

チューブに空気を入れて、バケツに着ければブクブクと空気がモレ出します。穴の開いた箇所を見つけたら、すぐに養生テープを貼り付けて目印としておきましょう。パンク箇所は小さく目立たないため、見失ってしまいがちです。

パンク箇所をパッチで塞ぐ

穴の箇所を特定したら、塞ぐ作業です。「ぼろ布」で水気をふき取りましょう。そして「紙やすり」で表面を削ります。削り箇所をぼろ布でぬぐい取ったら「ゴム糊」の出番。穴とその周辺に広げます。数分間乾くのを待ちましょう。

ゴム糊が乾燥したら「パッチ」の出番。貼り付けて「ハンマー」でたたいて圧着します。その際に「段ボール」を敷いておきましょう。アスファルトやコンクリートの上でパッチを圧着しようとするとチューブに余計な傷をつける可能性があります。

パッチのビニールなどは風に飛ばされる前に「ゴミ袋」に投入しておきましょう。マンション駐車場や共用部にゴミを残すと余計なトラブルのもとです。

ちなみに、パッチで穴をふさいでいる途中で、近所のおばさんが「あら何やっているの?」と声をかけてきました。ゴミの分別などをチェックされる方です。「あら、偉いわねぇ」と褒められつつも「ちゃんと片付けてね」とクギをさされました。ゴミ袋の重要さが伝わるエピソードです。

以下、おばさんと話しながら作業をしたため写真はありません。

パンク箇所がないか再確認

穴をふさいだら、その他にパンク箇所が無いか確認しておきましょう。穴のすぐそばに別の穴があったなんてケースはわりとあります。タイヤを戻した後ですと、まあまあショックです。

チューブとタイヤを戻す

最後にチューブとタイヤを戻す作業です。チューブを戻すのは簡単なのですが、やっかいなのがタイヤをリムにはめる作業。最後の5cmくらいが手ではとてもハメられないほどに硬いはずです。そこで最初に使ったタイヤレバーの登場です。外した時と逆の手順で行けばすんなりとハマります。

全てのパーツをもどしたら、空気を入れて終了です。

自転車のパンク修理は準備が肝心

以上、マンションの駐車場などで自転車のパンクを修理する方法でした。共用部での作業はとにかく準備が肝心。チューブむき出しの自転車を放置して部屋に戻るってやりにくいですからね。

なお、パンク修理にかかる時間は慣れると20分くらいでしょうか。初めての方は1時間くらいみておいた方がよいと思います。なお、「1時間も作業するなら修理に出した方がリーズナブル」と思うかもしれません。至極真っ当な意見です。なのですが、人生で1度くらいは自転車のパンク修理にチャレンジするのも良いものですよ。

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