デニムでカーテンを自作した話|簡単なやり方解説・縫わない方法も

デニムでカーテンを自作した話|簡単なやり方解説・縫わない方法も

ジーンズ好きな皆様、「デニムのカーテンが欲しい」なんて考えたことありませんか?カーテンは部屋のイメージ作りに大きな影響を与えるアイテムなので、こだわりたい部分です。一方で、デニム生地のカーテンを探しに街へ出かけても、意外なほどに見つかりません。「無難な生地や柄ばっかりでがっかり…」なんてこともあるものです。そこで選べるのは「適当なカーテンで妥協するか」、それとも「自作するか」の2択。本記事ではデニム生地を使ってカーテンを自作する方法について解説してきます。ミシンを使う基本的な方法から、縫わずに済ますテクニックまで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。ちなみに、カーテンはまっすぐ縫うだけなので、ミシン初心者でも比較的簡単にトライできます。

作成したデニム生地のカーテン

まずは今回作成したカーテンの画像をご紹介。

裾部分は以下のような感じ。

部屋がカジュアルになりました。

デニム生地なので洗濯で色落ちするかと思いますが、そういった経年変化も楽しみです。

作業にかかった時間は約3時間ほど。費用は生地代の約4,000円です。デニム生地のカーテンは数万円するのが一般的なので、かなりリーズナブルで作成できました。

デニム生地を使ったカーテン作成の手順

それでは早速、デニム生地を使ったカーテン作成の手順について解説していきたいと思います。

必要な道具・材料

必要な道具と材料は以下です。

  • ミシン
  • アイロン
  • ハサミ
  • お気に入りのデニム生地(必要な大きさは後程紹介)
  • デニムに合いそうな糸’(ちょっと太めの#30か#20がおすすめ)

生地とミシンさえあれば、基本的には何とかなります。ミシンなんて使ったことないよ…という方も、まっすぐ縫うだけですから、気軽に挑戦してみてください。

なお、基本的にはミシンを使っての作業ですが、縫わないでカーテンを作成する方法についても後半でご紹介したいと思います。

手順1:必要な生地のサイズを決める

カーテンを自作する第一歩は必要な生地のサイズを決めることです。まずはその具体的なやり方について見ていきましょう。

窓のサイズから出来上がりの寸法を決める

まずはカーテン作りに必要な生地のサイズを決めることからスタートです。よほど特殊な窓でない限り、既製品のカーテンがピッタリとハマります。つまり、ニトリなどのカーテンをチェックして、ピッタリのサイズを見つければ、それが出来上がりのサイズ感ということ。我が家の窓の場合には「178cm×100cm」がちょうど良いサイズのようです。

出来上がりの寸法から生地のサイズを決める

出来上がりの寸法を決めたら、次は実際の生地のサイズを決めなくてはなりません。注意したいのが、「カーテンのサイズ=生地のサイズ」ではないことです。

一般的なカーテンは以下写真のようにヒダがよっています。

ヒダを再現したければその分の生地が必要です(ヒダ無しのフラットカーテンなら不要)。

また、布の端はホツレ防止のために処理をしなくてはなりません。その分の余裕も必要です。

縦方向は縫い代分で+30cmくらいの余裕が必要。横方向はヒダの分を考慮して1.5倍くらいを考えておきましょう。つまり、出来上がりが縦178×横100cmのカーテンが2枚であれば、必要な生地のサイズは「縦218cm×横150cm×2枚分」です。

なお、ヒダ無しのフラットなカーテンを作る場合には、横方向の余裕が10cmくらいあればOK。必要な生地のサイズは「縦208cm×横110cm×2枚分」となります。

手順2:生地を手に入れる

生地のサイズが決まったら、早速生地を手に入れましょう。その際、ネット通販もよいのですが、せっかくならばユザワヤなどの手芸屋さんを訪れてみてください。デニムと一口に言っても色や生地感はさまざま。たくさんの生地を見ながら・触りながら選べば、より理想に近づきます。

東京近郊にお住いの方であれば、日暮里の繊維街を訪れてみるのもおすすめです。

以下は日暮里で手に入れてきたデニム素材たち。3種類購入したのですが、それぞれ色も生地感もけっこう違います。

手前からカーテンを作った生地・藍染の生地・インディゴ染めの生地です(藍染の生地はキャップを作成予定)。

なお、洋裁初心者ですと、「どうやって購入するの!?」と悩んでしまうのが生地屋さんのシステム。気に入った生地を見つけたら、ロールごと持って、カットしてくれるブースへ向かいます。そこで係の人に「210cmください」などと伝えればOKです。通常10cm単位で切り売りしてくれます。

カットした生地と共に伝票を渡されるので、それをもってレジに向かいましょう。そこで支払いを済ませれば生地はあなたのモノです。

今回選んだデニムは1mの価格が税込み930円、4.2mで税込み約3,906円でした。ニトリや無印良品などで購入できる安めのカーテンくらいのお値段です。

なお、デニム生地を選ぶにあたり「生地の幅」には注意が必要。赤耳などのセルビッチデニムは基本的に幅が75cmほどと、カーテンにするには狭めです。作りたいカーテンの大きさによっては布をつなぎ合わせる必要があります。

「W幅」や「幅広」などと書かれているものは幅が約150cmほど。カーテン作成にはちょうど良い大きさです。私はそちらを選びました。

とはいえ、「せっかくカーテンを作るならセルビッチデニムを使いたい!」という気持ちもわかりますし、作れないわけではありません。お好みに合わせて生地を選んでみてください。

とはいえ、あまりに厚い生地を選ぶと普通のミシンでは縫えないこともあります。縫いやすさという意味では薄い方がおすすめです。

手順3:デニム生地を洗う

よい感じのデニム生地を手に入れたら、早速カーテンを作りたいと思うのが人情ですが、その前に大切なことがひとつ。「デニムを洗って干す」です。

生地に依りますが、よい感じのデニムはだいたい縮みます。カーテンのような大物ですと、ほんの数パーセントの縮が数センチとなって表れるものです。洗濯で縮んで丈が妙に短いカーテンなんてイヤですよね。一度洗って、しっかりと縮ませたうえで縫っていきましょう。

普通に洗って干せばOK。基本的には生地がまっすぐ伸びる天日干しがおすすめです。その後の作業がやりやすくなります。乾燥機を利用した場合にはアイロンなどでシワをしっかりと伸ばしておきましょう。本当はこの後で地直しという作業をすべきですが、割愛します。やらなくても大勢に影響はありません。

手順4:端を処理する

生地を手に入れたら、両端の処理を行います。普通のデニム生地(セルビッチデニムではない)の端は以下手前のようにフリンジ状になっています(奥は比較のためのセルビッチデニム)。

この部分をそのままカーテンに残すのもアリ。その場合、端の処理は不要です。縫わないで済むメリットもあります。

この部分をカーテンに出したくない場合、内側に折り込む必要があります。2cmほど折りたたみ、アイロンをかけましょう。

さらに2cmほど折り込んでアイロンをかければ準備完了。

あとはミシンでまっすぐ縫えばOKです。

縫い目にアイロンをかけると仕上がりがきれいになります。

なお、縫い糸はグレーの#30(ちょっと太めの糸)を使いました。生地がワークパンツっぽかったので、ワークパンツに使われがちな糸の色をイメージした形です。

ジーンズっぽさを出したい方は茶色・オレンジ・黄色あたりがよいかと思います。なお、糸の色はカーテンの出来上がりにかなり影響するので慎重に選んでください。

実際のデニム生地の端を試し縫いして、イメージをつかむのがおすすめです。

手順4:ヒダを作る

続いてはカーテンらしいヒダを作る作業です。ヒダ部分はカーテンのデザインになるとともに、金具を取り付けるためのパーツにもなります。

ヒダの間隔・大きさを決める

ヒダを作る場合、まずは間隔を決めます。幅100cmのカーテンですと、両端含めて7箇所ほど作ります。端から最初のヒダまでの間隔を約3cmとすると、約15.5cm間隔でヒダをつくることになります。

ヒダの大きさは実際の布の幅から決めるのがおすすめです。元の幅が150cmだったとしても、縮んでいる可能性もありますし、端の処理をした方はさらに幅が小さくなっていることも考えられます。

実際に幅を計ってみたところ、約144cmでした。

出来上がりの幅が約100cmなので、44cm分をヒダに使うことになります。7個のヒダを作るので、ヒダひとつ当たりの布幅は44÷7=6.3cmです。

カーテン上部を折る

ヒダを作る前に、カーテンの上部を15cmほど折りたたみます。切りっぱなしの部分が表側から見えないようにするためです。本当はホツレ防止の処理が必要ですが、そうそうホツレる部分ではないた折りたたむだけで済ませました。

ヒダを縫う

ヒダの間隔とそれぞれの大きさが決まったら、あとは縫っていくのみです。ヒダの大きさにあわせた目安を作っておくと作業が楽になります。

目安を当てて、縦方向にステッチを入れます。

続けて、ヒダの中心部を手で折り込みます。

そのうえで、ヒダの中心付近に横方向のステッチを入れていきましょう。ここでも目安が役立ちます。

ひとつ目が完成しました。これを7個作ればヒダの完成です。

デザイン的にヒダは不要という方は、以下のようなアイテムを使ってみてください。簡単にカーテン用の金具を取り付けられるようになります。まっすぐ縫うだけなので、使い方もシンプルです。

手順5:裾を処理する

いよいよ最後の工程。カーテンの裾を処理します。まずはここまで作成したカーテンを実際につるしてみてください。裾をするような状態になっているはずです。そこから、ちょうどよい長さに折りこんで、クリップなどで留めます。

続いてはその長さでアイロンをかけます。

ミシンで縫って裾上げすれば完成。ピッタリに仕上がります。

なお、生地が長すぎる場合には適当にカットしてください。折り込んで隠れる程度であれば、カットする必要はありません。

以上でカーテンの完成です。つるしてみたのが以下。

ほどよくカジュアルでよい感じ。

ですが、見た目的に何か物足りない…。ヒダ部分に飾りのステッチを入れてみることにしました。これは完全なるオマケの作業です。

その結果…

今度こそ完成。カジュアル感がさらにアップしました。こうやって好きにアレンジを加えられるのも、カーテン自作の楽しさです。飾りステッチのあるなしは完全なる好みです。

縫わないでカーテンを作成するには

カーテン自作はミシンで縫うのがおすすめではありますが、家にミシンがない人も多いはず。そんな方に向け縫わないでカーテンを作成する方法について解説していきたいと思います。

必要なアイテムは以下です。

  • デニム生地
  • カーテンフック
  • 裁ほう上手(無くても可)
  • アイロン(無くても可)

やり方は簡単で、気に入ったデニムを手に入れて、フックを使ってレールにつるすだけ。

日よけや視線をさえぎるというカーテンの機能は十分に果たせます。それだけでも十分にカーテンとして役立つものです。

また、デニムであれば切りっぱなしのワイルドな感じもアリ。ヒダなどがないためシンプルですが、逆に言えばカジュアル感の高さが魅力です。

生地をつるすのは、以下のようなカーテン用クリップがおすすめです。

また、切りっぱなしはちょっと…という方は「裁ほう上手」がおすすめ。生地専用の接着剤で、アイロンで固定できる優れもの。縫わずにしっかりと布を固定できます。生地を折り返して接着すればホツれる心配は無くなりますし、カーテンらしさがグッと増します。

デニムカーテンは自作がおすすめ

以上、カーテンを自作してみた話でした。デニム素材のカーテンが欲しいなという軽い気持ちから始めたのですが、結果としては大満足のカーテンが出来上がりました。

しかもお値段はリーズナブル。モチロ作業時間は必要ですが、それは趣味を楽しんでいる時間だと考えればコストは無しです。

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