【洋裁豆知識】ミシンで仮縫いをする方法

【洋裁豆知識】ミシンで仮縫いをする方法

洋裁の魅力のひとつが「自分だけの」「自分にぴったり」な洋服を作れること。そこで欠かせないのが仮縫いです。「ココはストレートの方がシルエットがキレイかな?」「ココをもうちょっと絞ってみよう」など、さまざまなアイデアを実際に試すことにより、理想に近づいていきます。

そんな仮縫いですが、手縫いで行うのは時間もかかりますし大変。アイデアをすぐに試してみたい方にとってはやきもきするものです。そんなときにはミシンを使っての仮縫いがおすすめ。仮縫い機能が無くても糸調子とステッチ間隔を調節するだけで簡単に仮縫いが可能です。そんなミシンを使っての仮縫いのやり方について解説していきます。

ミシンを使っての仮縫いのやり方

ミシンを使って仮縫いするポイントは以下の2点です。

  • ステッチの間隔を最大にする
  • 上糸の糸調子をユルユルにする

これだけで、仮縫いの機能がないミシンでも仮縫いできます。

以下はステッチの間隔を最大にして、上糸の糸調子をユルユルにして縫ってみたモノ。

まずは表側。

続いて裏側。

こんな縫い目でも、とりあえず縫えているので、シャツやパンツであれば試着も可能。実際に着用した状態でシルエットを確認できます。

ミシンでの仮縫いを多用してパンツを作成した模様は下記ブログにてご紹介しています。

ミシンでの仮縫いのほどき方

仮縫いほどきたくなったら、下糸側を引っ張るのみ。上糸がユルユルなので、スッと引き抜けるはずです。

写真のように上糸と下糸の色を変えておくと、わかりやすいのでおすすめ。白い下糸を引っ張ると…

さらに引っ張ると…

簡単に引き抜けます。

当然ですが、下糸を引き抜いたら、上糸側はポロポロと糸を外せます。

この方法を覚えておくと、「ちょっと縫ってみる」のがストレスなくできます。

既存の型紙を使う場合でも、仮縫いして微調整すれば自分にピッタリのサイズに。ちょっとだけシルエットを変えたい洋服を試しに縫ってみる際などにもミシンによる仮縫いはおすすめです。ぜひお試しください。

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