エアバギーのパンクを自分で修理してみた話|やり方解説

エアバギーのパンクを自分で修理してみた話|やり方解説

子供とエアバギーを使ってお出かけをしようとしたある日のこと。エアバギーが妙に重く感じます。「子供が重くなったのかなぁ」なんてことも考えましたが、それにしても重い…。いったい何ごと?とタイヤを見てみると前輪がぺちゃんこになっていました。こりゃ重いはず。どう見てもパンクしています。ということで、エアバギーは家に残し、とりあえず子供とお出かけ。帰ってきてからパンク修理をしてみました。費用は100円、作業時間は30分ほどで作業は完了。エアバギーがパンクした…という方はぜひ参考にしてみてください。

エアバギーのパンク修理方法

それではさっそく、エアバギーのパンク修理方法について説明していきたいと思います。特に難しくはないのですが、チューブを取り外す・戻す作業ではけっこう力が必要ということだけはあらかじめご了承ください。逆に言えばそこが上手く行けば後は簡単です。

エアバギーのパンク修理に必要なアイテム

まずはエアバギーのパンク修理に必要なアイテムをご紹介します。1つはパンク修理キット。ダイソーその他100均でも手に入ります。選ぶ際に注意して欲しいのが、「タイヤレバーが付属しているキットを選ぶこと」です。タイヤレバーとは下記写真に写っている赤いプラスチックのヘラ状のモノ。コレがないと、作業はかなり大変です。

一方で、100均のパンク修理キットは様々で、タイヤレバーが付属していない商品もあるもの…。くれぐれも、タイヤレバー付き商品を選ぶようご注意ください。

なお、前輪の修理をする場合に限り、6mmの六角レンチが必要となります。しかも、やっかいなことに前輪を取り外すためにはこの六角レンチが2本必要です。たまたま家にあったので良かったのですが、無いとメンドクサイことになったはず。何かのおまけについてきていたレンチを取っておいてよかった…。

なお、後輪に関してはワンタッチで取り外しが可能。レンチその他は必要ありません。

エアバギーからタイヤを取り外す

道具がそろったところで、エアバギーからタイヤを取り外します。前輪はレンチ2本を使ってネジをグルグル回せばOK。後輪であれば、車軸の真ん中を押せばタイヤがスッとはずれるはずです。

小さなパーツもあるため、無くさないようにご注意ください。

チューブを取り出す

タイヤを取り外したら、次はこの作業で一番大変なチューブを取り出す作業です。まずは空気を入れる部分の中心部を押して、チューブから空気を出来るだけ抜いておきます。

続いては、タイヤレバーを下記のようにグイグイ押し込んで、てこの原理でグイっとタイヤを持ち上げます。

もう一本のタイヤレバーを使って、別の箇所もグイっと。ここまでくれば、大丈夫。あとは手で外すことができるはずです。タイヤ片側だけで良いのでぐるっと1周外してしまいましょう(タイヤ両側をホイールから外してしまうと、後でハメるのが大変になります)。

なお、人によってはタイヤレバーがない…ということもあるはず。そんな時は、無理せず100均などで手に入れることをおすすめします。マイナスドライバーなど、先の細いモノであれば、同様のことができるはずですが、チューブを傷つけてしまっては、パンクの原因になってしまうため本末転倒です。

タイヤがリムから外れたら、タイヤとリムの隙間からチューブを引っ張り出す作業です。隙間が狭いのでけっこう大変でした。無理矢理感があるので「コレ大丈夫!?」と不安になるかもしれませんが、タイヤとチューブが外れているのであれば大丈夫なはずです。

隙間から引きずり出すような形で、なんとかチューブが取り外せました。

パンク箇所を特定する

続いてはパンクした箇所を特定する作業です。まずは取り外したチューブに空気を入れます。続いてはバケツなどに水を張り、チューブをドブン。パンクしている箇所から空気の泡が出てくるはずです(黄色い円で囲んだ箇所)。

なお、パンクの穴が小さいと、本当にちょっとづつしか空気が出てこないため、発見するのが大変。じっくりと観察しましょう。気泡らしきモノを発見したら、気泡を手で取り除く。それでもなお気泡がつくのなら、そこがパンク箇所です。

パンク箇所を見つけたら、見逃さないように、マスキングテープなどを貼って目印としておきます。ちょっと目を離すと場所がわからなくなるのでご注意ください。

パンク箇所にやすりがけをする

パンク箇所がわかったら、ボロ布などで水気を拭いて、パンク箇所にやすりがけ。紙やすりはパンク修理キットに入っているかと思いますが、小さくて使いにくいので、家にあったモノを利用しました。

やすりがけは粘着力を高めるための大切な工程なので飛ばさずに。やすりがけをした後は、削りカスが付いているのでやはりボロ布で拭っておきましょう。

接着剤を塗布・パッチを付ける

やすりがけをした後は専用の接着剤を塗布し、4分ほど待ちます。

その後はキット付属のパッチを付けて、金づちなどでトントンと叩き圧着。コレでパンク修理が完了です。

パンク修理のクライマックスと言えそうな工程ですが、けっこうあっさりと終わります。

空気漏れがないか再度チェック

パンク修理後は、念のため、空気漏れがないか再度チェックしておくことをおすすめします。チューブに空気を入れ、水を張ったバケツにつけて、気泡が見られなければOKです。

チューブを戻す

チューブから空気を抜いて、リムとタイヤの隙間からチューブを戻します。エアバギーのタイヤは自転車などと比べて小さいため、隙間が狭くい正直けっこう大変です。まずは空気入れ部分が指定の穴から出てくるように、なんとかグイグイ押し込みましょう。ただし、チューブを傷つけてしまいますと、パンクしてしまうので、その点にだけはご注意ください。

下記の写真のようになったら、空気入れ口を穴からなんとか引っ張り出します。そこがうまくいけば何とかなるはずです。

チューブを戻したら、タイヤをリムにはめ込みます。これもまたけっこう力がいる作業です。ポイントは渾身の力を込めること。とにかくグッと力を入れてはめ込めば何とかなります。

ここまでくればほぼ作業終了です。

タイヤを戻す

タイヤに空気を入れて、エアバギーに取り付けます。小さなパーツも忘れずに元の位置に戻しましょう。今回は前輪なので、六角レンチ2本を使って組み付ければ完成です。

タイヤ取り付け後は、念のため、車のこない安全な場所で試運転をしておくことをおすすめします。万が一があると大変なので。

エアバギーのパンクは自分で修理可能

以上、エアバギーのパンクを修理してみた話でした。ちょっと力が必要な箇所はありますが、何とかなります。作業時間は30分ほど。100均のパンク修理キットを利用すれば、費用もかなり抑えられます。ぜひトライしてみてください。

なお、バルブ付近がパンクしている場合には、チューブを交換しなくてはなりません。その際も上記と同じような手順で作業できます。近くにエアバギー取り扱い店舗がない場合には、ネットで購入し、自分でチューブを交換するのもおすすめです。自転車屋さんにお願いするよりもかなりの節約になるはずです。

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