洋裁好き・アメカジ好きにとって、一度は挑戦したいことのひとつが本格的なジーンズの自作ではないでしょうか。本ブログではオリジナルのジーンズ作りに挑戦したい皆様に向け、ジーンズ手作りのやり方やポイントについて順を追って紹介していきます。いよいよ最後の工程であるボタンとリベットの取り付け方です。
いよいよ最後の工程
ジーンズの作り方を10回に渡って解説している本シリーズ。いよいよ最後の工程であるボタン・リベットの取り付け方について解説していきます。
これまでの工程は以下です。併せて参考にしてみてください。
- パターン・型紙を作る
- 生地の裁断
- キレイに縫うためのポイント
- 前ポケットの作り方
- ボタンフライの作り方
- 後ろ身頃の作り方
- 前身頃・後身頃の合体
- ウェスト・ベルトループ取り付け
- 裾上げ
- ボタン・リベットの取り付け
ドーナツボタンの取り付け
いよいよ、ジーンズ作成の最終工程であるボタンとリベットの取り付けです。まずは、ドーナツボタンの付け方について紹介します。
ドーナツボタンは以下のように2つのパーツから構成されています。

まずは、ボタンホールの左端にドーナツボタンが来るよう、位置をしっかりと決めましょう。
場所が決まったら、裏側から尖ったパーツを通し、ドーナツボタンをセットします。

あとは専用の打ち具を使って打ち込むのみ。それほどの力は必要ありません。

ドーナツボタンや打ち具はアマゾンで購入したモノです。
簡単に取り付けが完了します。

ボタンフライ用のボタンも同様に取り付けていきます。

ボタンは小ぶりなサイズですが、打ち具は共通で使えます。

全てのボタンをつけ終わり、ボタンフライの完成です。

裏側から見ると、以下のような状態です。

この手の作業は、しっかりとした作業台があるとうまくゆくもの。これからも同様の作業をする方は金床の購入をおすすめします。
リベットの取り付け
続いては、リベットの取り付けです。
リベットには色々と種類があるのですが、私が利用しているのは、レザークラフトなどに用いるゴツめのリベットです。

メリットは専用打ち具が安いこと。初期投資を押さえられます。
リベットは以下です。
以下はジーンズ用に作られたリベット。使ってみたいと思いつつ、ちょっとお高いな…と。より、本格的にジーンズ作成をしたい方はぜひ使ってみてください。
ということで、ジーンズ用ではなく、レザークラフト用リベットの打ち込み方について解説していきます。
まずは目打ちを使って穴をあけます。

穴にリベットを通しましょう。

ワッシャーのようなパーツを取り付けます。

打ち具を使って金具を打ち込みます。

金具を打ち込むと以下写真のようになります。

先端の余分な箇所はペンチなどを使ってカット。

カットした先端は尖っており危険な状態です。打ち具の先端の窪みを使い、カットした断面を丸くします。

窪みをカットした断面にあて、ハンマーで叩きます。
以下がカットした断面を潰したところ。

コインポケット側も以下のような状態になりました。

リベットを裏から見ると以下のような感じ。

いい感じの雰囲気。
これにてジーンズ完成です。
まとめ:ジーンズ作りは楽しい
以上、全10回に渡りジーンズの作り方を解説してきました。生地に厚みがあるため、いろいろと面倒なこともあるのですが、やってやれないことはありません。というか、洋裁好きにとっては、いろいろな手間がむしろ楽しいもの。皆様もぜひ、ジーンズ作りに挑戦してみてください。
なお、「ココがイマイチわからない…」といったことがあれば、気軽にコメントを書き込んでください。できる範囲で解説します。
コメント